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第57回日本PTA関東ブロック研究大会ながの大会参加報告

 10月18日、19日の両日に開催された上記ながの大会に参加してきました。

 

 大会1日目の分科会では上田市立第二中学校で開催された、第4分科会「組織・運営」に参加しました。「PTAも多様性の時代 一人ひとりの違いを“結”んで新たな道を目指そう!」をテーマにマイナスワードが飛び交うPTAにおいて固定概念に囚われない活動のヒントを見つけるため「なぜPTAは良くないイメージなのか?」「PTA活動の組織・運営で妨げになっている“壁”とは?」「多様性社会において家庭・学校・地域を結び付け、接続可能なPTAのあり方とは?」の学びポイントを挙げ,講演、研究発表、グループディスカッションが行われました。

 

 講演では、信州大学教職支援センター准教授の荒井英治郎氏を講師に迎え「子どもの育ちと学びの未来のためにPTAのこれからを考える」と題して、子どもたちがPTAの年代になった時のことを考えた講演がなされました。理念である学校に通う全ての子ども(非会員家庭も含む)を対象とした団体であり、任意加入(入会も退会も自由)な団体である本来の目的を維持すること、また課題として運営面では強制加入の問題、役員の強制の問題、非効率かつ無駄な作業の多さの問題など改善することによって良いPTAにできる要素と学校との関係面として個人情報の問題、会費の学校園徴収金との引き落とし問題、会費使途不明金の問題など自分たちで変えるか変えないかでリスク回避できる内容が挙げられました。

 講演の中ではPTAの理不尽度、ご機嫌度や自分を知るためのストレスチェックなど幾つかのチェックシートも含まれており、有意義な講演でした。

 

 研究発表では「親バカ最高。PTAの底地~学校×家庭×地域=∞(無限)の可能性~」をテーマに長岡市立青葉台小学校PTAの活動として、昼休みに公園で遊べるよう地域の方が見守り隊になっている、専門部の合併・縮小・行事の見直し、引き継ぎ事項の記録化、帰宅時の見守り隊をできる人が行うなど、「地域」と「学校」と「家庭」が信頼関係で結ばれ、一緒になって子どもたちを育てていける組織づくりに取り組んだ活動の発表をされました。

 

 また、上田市立第二中学校PTAの活動発表では「ピンチをチャンス!未来に向けた原点回帰」をテーマにコロナ禍をチャンスと捉え原点に立ち返り、事業の目的にフォーカスした議論を行い、PTA会員が活動の意義を強く感じながら楽しく自主的に活動できる形を模索し「二中フォーラム」といわれる地域や卒業生がもつ様々な技術や知見を子どもたちがフォーラム形式で体験することのできる学びの場の継続、子どもたちと保護者が一緒に活動できる「PTAフェスティバル」などが発表されました。

 

 グループディスカッションでは「PTAのスキなところイヤなところ」をテーマに参加者が6名ほどのグループを作り、直径約150cmの円形段ボールを参加者の膝に載せ円卓兼記入ボードとして書きなぐるユニークなスタイルでした。スキなところは子どもたち、役員、学校、地域,多職種の方と交流ができ情報交換ができるといった意見が多く、イヤなところは役員になると会議が多い、仕事を休まなければならない、発言の強い方の意見に偏ってしまう、会長になると学校以外の会議が多いなど共通の悩みが多く挙げられました。

 

 私自身も同様の意見を持っており、PTA会長の時には子どもたち、保護者、先生方と話す機会が増え情報交換や交流ができていたこと、市P連に所属しているいまは出向会議などで多職種の方と話す機会が増えたことなどを挙げました。

 

 大会2日目の全体会、研究発表では「居心地のよい」PTA活動の条件をテーマに長野市立山王小学校の100周年記念事業実行委員会と犀北ブロック協議会から初対面で始まり、会長を終えた後も続くゆるいコミュニティーのプロセスが紹介されました。

 パネルディスカッションにおいては「子どもたちと地域のウェルビーングの実現に向けて」をテーマに長野県内代表3校の生徒会役員も登壇し、生徒会のスローガンや質問ボックスの設置、小中合同あいさつ運動、授業として地域の方と盆踊りをするなどの活動が挙げられました。

 

 基調講演では放送作家の野々村友紀子氏を迎え「強く生きるためのヒント」をテーマに、考え方や人との関わり方を変えていくことで気持ちの負担を減らすことや、家庭における家事の可視化などで家族の悩みを解決する内容でとてもスッキリする講演でした。

 

 今回の大会に参加させいただき、現状のPTA活動は本当に子どもたちの未来のために活動できているのか、参加される保護者の皆さんの負担になっていないかなどを考えさせられる機会となりました。「誰のための?何のための団体か?」を考え、多様な保護者等の意思や気持ちが尊重される運営、関わりがいがあって関わりやすい活動となる仕組みづくりを大切にしたいと思いました。

2025/10/21   imamura
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